博物館明治村 千早赤阪小学校講堂

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 一階が雨天体操場、二階が講堂となっているこの建物は、もとは大阪市北区大工町の堀川尋常小学校にあったが、昭和4年(1929)同校の校舎が新築されるに際し、南河内郡千早赤阪村の小学校に移築されたものである。

 木造二階建桟瓦葺寄棟造で、建物の四周に幅1間(約1.8m)の吹放ち(ふきはなち)の廻廊をめぐらせている。二階の外壁は洋風下見坂で、出隅には柱型を付け、軒には蛇腹をまわしている。壁面に整然と並べたれた堅長の窓には欄間と上ゲ下ゲガラス戸が入れられているが、その廻りには額縁をまわすとともに、上にはペディメントを飾り、窓台下にはブラケットを付けた古典的な姿になっている。一方、下屋に隠れた一階の壁は漆喰塗真壁で柱を表面に見せ、腰には竪羽目板を張っている。四方に開けられた出入口は全て引き違いの大きなガラス戸になっていて、欄間にも引き違いガラス戸を入れている。

 明治中頃から学校教育の中で体操が重視されはじめ、明治後期には体育教育が盛んに行われるようになる。体操の内容も亜鈴式からスウェーデン式へと変わり、広い体操場が求められるようになった。

 なお、明治村への移築に際し、建物の高さが木造建築の法定限度を超えるため、建物四隅の壁体の中に鉄骨を埋め込んで、補強した。

 一階の廻廊には、二間(3.6m)ごとに細い角柱が立てられ、柱間に浅いアーチ形の幕板を入れ、その中央にペンダント状の吊束を付けている。因みに、アーチが連続した廻廊をアーケードという。


博物館明治村 千早赤阪小学校講堂
1897(明治30)年ころ
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
旧所在地 : 大阪府南河内郡千早赤阪府
犬山市内山2-14博物館明治村内
撮影 : 2011.9.22
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by gipsypapa | 2012-09-21 12:56 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2012-09-22 11:03
母校にこんな建物があったら、
誇りを感じるでしょうね。
教育的効果もありそうです。
Commented by gipsypapa at 2012-09-23 10:55
j-garden-hirasato さん
いかにも明治らしい和洋折衷の建物ですね。
着物を着た小学生が通ったのでしょうか。
イメージはぴったりです。
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