博物館明治村 東京盲学校車寄

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 福沢諭吉の「西洋事情」(慶応2年〔1866〕刊)には欧米における盲人及び聾唖者教育の実情も記されており、その中に点字による教育実践の様子が書かれている。

 日本で最初に盲人教育が行われたのは、明治6年(1873)頃であるが、まだ組織化されたものではなかった。

 明治13年、築地に私立の訓盲院が作られ、本格的な障害者教育が開始された。その後国立となり、一時は盲唖学校として障害者の一元的教育を目指した時期もあったが、明治41年(1908)盲唖分離を目的として小石川雑司ヶ谷町に東京盲学校が建設されることになり、同43年6月本館が完成した。

 本館は木造二階建、間口62mにも及ぶ大建築で、板張の壁面に柱、桁、胴差等の垂直材・水平材と筋違い等の斜材を浮き出して装飾とするハーフティンバーと呼ばれる様式が使われたが、これは明治末期の学校建築の典型的なスタイルであった。明治村は、この本館が昭和42年(1967)取り壊される際、デザインの凝縮されたその車寄だけを移築保存し、日本庭園の一角に据えて「あずまや」とした。


博物館明治村 東京盲学校車寄
1910(明治43)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
旧所在地 : 東京都文京区千駄木町
犬山市内山1-10博物館明治村内
撮影 : 2011.9.22
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 この一帯には明治村日本庭園がありました。
by gipsypapa | 2012-09-17 20:54 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by kafe3232 at 2012-09-18 05:24
明治村…いいですね^^
魅力的な建物がいっぱいですね・・
行ってみたいです(^-^)
昨年に行かれたのですね・・・
Commented by gipsypapa at 2012-09-18 10:29
最初はそんなに期待していませんでした。
昨年急に思いたって行ってみたら
思った以上で
バラエティに富んだ建物がありました。
1日で見きれず、
今年の3月に再訪しました。
Commented by j-garden-hirasato at 2012-09-18 20:25
むむ、
日本庭園ですと!
明治村にもあるんですか。
知りませんでした。
やはり、
近いうちに、行かねば。
Commented by gipsypapa at 2012-09-19 13:01
j-garden-hirasato さん
そうなんです。
hirasato さんに叱られると思って
写真を探しましたが
日本庭園は1枚もありませんでした。(^^;;
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