札幌の前邸

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 引き続き「札幌の建築探訪」掲載物件。この一帯は、もともとは屯田兵の射的場で、昭和4(1929)年ころから花卉(かき)大正園によって分譲された「伏見花園街」と呼ばれた郊外住宅地だったところとか。この住宅はその中でも最初期のもので、昭和7年に建設されて以来、ほとんど手を加えられることなく現在にいたっているそうです。設計者は大工の棟梁ですが、名前はわかりませんでした。

 門に向って中央に傾斜のきつい切妻部分を見せ、黒い下見板貼りの外壁に白い木の窓枠がある出窓と煉瓦造りの煙突を持つ典型的な北国の洋館です。木造平屋、一部2階建て。

前邸
1932(昭和7)年
設計・施工 : 不明
札幌市中央区南15条西17-4-37
撮影 : 2011.8.26
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by gipsypapa | 2012-04-24 13:12 | 建築
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