ダイセル異人館 衣掛クラブ

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 もう1棟あるのが衣掛クラブ。この建物も外国人技術者の宿舎として建てられたもので、建物の様式は資料館と類似したコロニアルスタイルの住宅ですが、白い外壁に赤い屋根が華やかな印象を与えます。こちらは会社のクラブハウスとして使われていて、内部の見学はできません。

 設計は昨日の異人館資料館と同じく設楽 貞雄(しだら さだお、1864-1943)が興した神戸建築事務所(のち、設楽建築工務所)。日本土木会社から宮内省内匠寮に出仕して帝室京都博物館の現場を受け持つたり、桑原政工業事務所に招かれ、山口半六の下で働きました。数多くの作品を残しましたが、現存しているのはダイセルの工場、神戸須磨の旧西尾家住宅(現 神戸迎賓館須磨離宮)、大阪の長瀬商店(現 長瀬産業)くらいです。

 兵庫県の住宅100選と姫路市都市景観重要建築物に指定されている木造2階建て。

ダイセル異人館 衣掛クラブ
旧日本セルロイド人造絹糸株式会社 外国人技師住宅(クラブハウス)
1910(明治43)年
姫路市都市景観重要建築物
設計 : 神戸建築事務所(のち、設楽建築工務所)
施工 : 不明
姫路市網干区新在家1239
撮影 : 2011.5.2
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 敷地内には異人館以外にも古そうな木造建築がありました。
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by gipsypapa | 2012-03-16 14:03 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2012-03-20 23:00
色も形も、
とてもインパクトがある建物です。
保存状態がとてもいいですね。
公開していないのが、残念です。
Commented by gipsypapa at 2012-03-21 13:20
j-garden-hirasato さん、
網干まで足をのばしたのはこの2棟の異人館を見るためでした。
企業としてよく手入れして残してくれているのに感謝です。
二つとも似たような構造ですが、
塗装色によってずいぶん印象が変わりますね。
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