別府の野口病院管理棟

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 野口病院は1922(大正11)年に初代院長、野口雄三郎博士によって開設された病院で、この建物は現在も野口病院の管理棟として使われています。

 印象的な赤い四角錐のとんがり屋根を中心に左右対称のファサードを持つ瀟洒な病院建築。中央には車寄せのある玄関があり、建物両脇の半切妻洋瓦葺葺きの妻屋根の背面に棟が伸びています。

 グレーのセメントモルタルを左官仕上げしたスペイン壁(*)の上部に、白漆喰のハーフティンバー風の外壁を表 に向けています。窓は白い木製窓枠の上げ下げ窓。1986(昭和61)年に全面的な整備が行われ、内部については大幅に改装されたが、外観は当時のままに保存されているそうです。国の登録有形文化財の木造2階(一部3階)建て。

 (*)文化遺産オンラインの解説による。モルタル吹き付けでドイツ壁とかスタッコ仕上げといわれる手法と似ているようです。

野口病院管理棟
1922(大正11)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
別府市野口中町6-33
撮影 : 2011.3.21
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by gipsypapa | 2012-02-23 13:17 | 建築
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