セコム損保京都ビル

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 東本願寺からJR京都駅に向かって南に進んだところにある昭和初期のオフィスビル。京都野村生命のビルとして建てられ、今はセコムが入っています。1階部分は石貼りで、上部は全面タイル貼り。遠くから見ると濃い褐色に見えますが、近づいてみると濃紺色のタイルです。

 設計はこのブログで大阪倶楽部(1924)高麗橋野村ビルディング(1927)野村證券本店(1930)大阪瓦斯ビルヂング(1933)山口吉郎兵衛邸(現:滴翠美術館)(1933)を紹介した安井武雄(1884 – 1955)。大阪を中心に活躍し、昭和初期のモダニズム建築を代表する建築家です。

 高麗橋野村ビルディングや大阪瓦斯ビルヂングではモダニズムの中に色気を加味したような独特の美学を感じて気に入っていますが、この建物はそれらと趣が異なり、無骨な感じを受け、どちらかというと野村證券本店との共通点があります。鉄筋コンクリート造り6階建て、地下1階。

セコム損保京都ビル
旧京都野村生命ビル
1937(昭和12)年
設計 : 安井武雄建築事務所
施工 : 竹中工務店
京都市下京区烏丸西入ル東境町191
撮影 : 2009.5.10
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by gipsypapa | 2011-08-10 14:32 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-08-11 06:45
それほど古い建物にが見えませんね。
曲線とタイルの色のせいでしょうか。
この辺りは何度も通っていますが、
この建物には気が付きませんでした。
Commented by sy-f_ha-ys at 2011-08-11 13:28
この建物、竣工当時は薄い黄緑色のタイルが貼られていたそうです。安井武雄さんの作品集に掲載されている写真を見ると、今のシックな感じの外観とはちょっと違ったイメージの姿だったようですね。
あと当時の写真を見ると、エレーベータホールもなかなかお洒落なデザインになっています。
今年の一月に京都に行ったとき確認しようと思いましたが、入口にセコムのシールがベッタリと貼ってあり、建物の上を見るとセコムの看板が。これはドサクサに紛れて入れないなと思い、内部見学は断念しました(笑)。
Commented by gipsypapa at 2011-08-11 15:31
j-garden-hirasato さん
私も何度か前を通っていたのに気付きませんでした。
知らなければそんなに古いビルとは思いませんね。
Commented by gipsypapa at 2011-08-11 15:34
sy-f_ha-ys さん
薄い黄緑色のタイル?ずいぶん雰囲気が変わるでしょう。
私もかの安井武雄さんの作品なので、
内部も見たかったのですが、とても入る勇気はありませんでした。
で、1枚目の写真でちらりと出ている立て看板。
関根要太郎を次にやります。
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