北海道大学農学部 第2農場 模範家畜房(モデルバーン)

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 穀物庫の南側に建つ模範家畜房は、穀物庫と同様に、我が国最初のツーバイフォー式バルーンフレーム構造の農業建造物で、かつ現存する最古の札幌農学校関連施設です。1911(明治43)年に現在の位置に移築され、1977-1979(昭和52-54)年に解体して原状復帰をする修復工事が行われました。

 次に紹介する牧牛舎と似た赤い切り妻造り屋根ですが、こちらは鉄板葺き。東西にそれぞれ4本の換気筒を立て、屋根の真ん中には大型の屋根換気を配しています。建物の外部は1階が下見板張り、2階より上は堅羽目板張り目板打ちというそうです。内部はそれぞれに家畜が飼われていたと思われる小さな部屋に仕切られており、今は各種の農機具や備品、写真などが展示され、自由に見ることができます。

 設計は第2代教頭で札幌市時計台も手掛けたウィリアム ホイラー(William Wheeler 1851-1932)。国の重要文化財の木造2階建て。

北海道大学農学部 第2農場 模範家畜房(モデルバーン)
旧札幌農学校(旧東北帝国大学農科大学)第2農場 模範家畜房(モデルバーン)
1877(明治10)年/1911(明治43)年移築
重要文化財
設計 : W.ホイラー(William Wheeler)
施工 : 不明
北海道札幌市北区北19条西7 北海道大学構内
撮影 : 2010.8.28
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 やはり家畜房。右奥に馬が顔を出しています。
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 ・・・と思って近づいてみると造り物でした。
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by gipsypapa | 2011-05-12 13:06 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-05-13 06:06
「模範」家畜「房」という、ネーミングがいいですね。
全国の先駆けという感じが、
名前からも分かります。
一連の木造建築物、
一見同じように見えて、
細部の意匠とかにそれそれ特徴があって、
実においもしろいです。
Commented by gipsypapa at 2011-05-13 09:43
j-garden-hirasato さん
アメリカの酪農文化を最初に取り入れたのは、
やはり北海道が明治になって開拓されたから
取り入れやすかったのでしょうね。
まずそれまでの日本では見ることのない建物群です。
それらが今も残っているのが貴重です。
「房」という語句のもとになった
バーン(barn)は英語で「納屋」の意味らしいです。
「房」は部屋の意味で、ごろはこっちがいいですね。
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