北野異人館キャセリンハウス

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 東天閣の前の道から東側に路地を進むと、東天閣によく似たコロニアル風の洋館があります。ドイツ人陸軍少佐のC.A.アンダーセンと日本で結婚した、スウェーデン人女性キャセリン・アンダーセンが住んでいた住宅でした。しばらく「スウェーデンの館」として公開されたあと、一時非公開になっていました(私が訪ねたころ)が、つい最近、結婚式や各種のイベントに部屋を貸し出す「北野異人館キャセリンハウス」として使われています。

 純白の下見板張りに緑色の柱と窓の縁取り、石造りの基礎。2階に鎧戸付きの上げ下げ窓で塞いでサンルームとしているのは、東天閣とよく似ています。1階は吹き抜けのテラスのままで、東面には形の違った二つのベイウィンドウ(南側は半8角形、北が半円形)があるのが特徴。保存状態も非常によく、美しい住宅建築です。

 設計はイギリス人で英国王立建築家協会正会員だったアレクサンダー・ネルソン・ハンセル(Alexander Nelson Hansell、1857-1940)。すでに紹介した同志社大学ハリス理化学館、と平安女学院明治館、またこれからアップする予定の門兆鴻邸、シュウエケ邸(ハンセルの自邸)、旧ハッサム住宅や旧シャープ住宅(推定)、グッゲンハイム邸など、関西に多くの名建築を残しています。北野・山本地区 伝統的建造物に指定された、木造2階建て。

北野異人館キャセリンハウス
旧キャセリン・アンダーセン邸
1899(明治32)年
神戸市指定伝統的建造物
設計 : A.N.ハンセル
施工 : 不明
神戸市中央区山本通3-5-5
撮影 : 2010.10.23
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by gipsypapa | 2011-04-12 13:04 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-04-13 06:23
前出の建物とそっくりですね。
設計者が一緒かと思えば、違う人物。
よく見ると、出窓があったり、
構造的な違いはあるんですけど、
外壁の色使いが似ているので、
そう感じてしまうんですね。
Commented by gipsypapa at 2011-04-13 13:45
j-garden-hirasato さん
似ていますよね。
私は実際の建物を見て、門や塀の違いや
周りとの調和が異なっているので区別ができますが
写真を見ただけでは混乱しそうです。
私も設計者が同じではないかと思いましたが
情報では違うようです。
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