神戸税関・旧館

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 神戸新港埠頭エリアのシンボル的存在である神戸税関の庁舎。大蔵省営繕課の設計で、円筒形の時計塔を持つ古典様式主義を踏襲しながら、昭和初期の流れである簡略化されたデザインになっていて、当時のモダニズムに向かう建築様式の影響を感じます。

c0112559_14503457.jpg 建物は阪神大震災で被災し半壊しましたが、1998(平成10)年に改築工事が行われました。工事は旧本関庁舎に連結していた旧別館を取り壊し、中心に新館を建設したあとに旧別館の外壁を再構築する方式が取られ、外壁や旧本関庁舎の時計塔、吹き抜けの玄関ホールは昔の姿そのまま完全な形で残されました。

 以前の景観を残した点が高く評価され、公共建築賞やJIA環境建築賞など数多くの賞を受けています。改築工事の設計は国土交通省近畿地方整備局営繕部と日建設計。施工は東急・前田・新井JVによるものです。鉄筋コンクリート造花崗岩・煉瓦張り、4階建て、4層塔屋付き。

神戸税関・旧館
1927(昭和2)年
設計 : 大蔵省営繕課
施工 : 森田福市(広島市)
神戸市中央区新港12-1
撮影 : 2007.11.11
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by gipsypapa | 2011-03-02 14:53 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-03-03 08:26
震災を乗り越えて、
復活したんですね。
喜ばしいことです。
これが高度成長期だったら、
きっと取り壊して、
新しい建物に建て替えられたでしょうね。
価値観もずいぶん変わってきました。
Commented by gipsypapa at 2011-03-03 13:02
j-garden-hirasato さん
上手に残してくれました。
これから紹介するすぐ近くの建物は
解体の危機にありましたが、
こちらも何とか残ったようです。
神戸市はこの一角、新港地区の歴史的な価値を大切にしています。
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