中国銀行遼寧省分行(中山広場9号)

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 旧ヤマトホテルに向き合うように建つ、中山広場の洋風建築の中でも最も華麗な建物の一つ。明治末期に建てられた、日本唯一の外国為替管理銀行で、関東州、中国で銀行券を発行していた、横浜正金銀行の大連支店でした。戦後は極東銀行(ソヴィエト連邦)が使用し、現在は中国銀行遼寧省分行になっています。

 煉瓦色のタイル貼りで、左右対称で中央と両側が円筒形の塔屋になっています。それぞれに3つの大きなドームとその上にクポラ(小ドーム)を持ち、周りに彫刻を配すなど、複雑さや多様性を強調することを特徴とするバロック様式を意識した設計です。

 基本設計は妻木頼黄が日本で行い、弟子にあたる満鉄技師で、旧大連ヤマトホテルを設計した太田毅が、妻木の図面を元に実質設計を行ったそうです。妻木頼黄といえば、横浜にある横浜正金銀行(現、神奈川県立博物館)も彼の設計。そういえばドームの形など、似ています。煉瓦造り(?)、2階建て。

中国銀行遼寧省分行(中山広場9号)
旧横浜正金銀行大連支店
1909(明治42)年
設計 : 妻木頼黄+太田毅
施工 : 不明
撮影 : 2007.1.19
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by gipsypapa | 2011-02-21 11:16 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-02-22 06:13
これも立派な建物ですね。
レトロな建物が、
この辺りに集中しているんですか。
当時は、
国の威信をかけて造られたんでしょうね。
そういう気合のようなものが、
伝わってきます。
Commented by gipsypapa at 2011-02-22 11:25
j-garden-hirasato さん、
貴重な遺産だと思います。
日本にはこういうまとまった形で残っているところはないですね。
あるのは愛知県の明治村とか札幌の開拓の村とか
他から移設して集めているとこくらいかな。
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