大阪市公館

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 旧藤田家の一番西に位置し、桜之宮公園に隣接するところにモダニズムの洋館があります。三男彦三郎氏が相続した網島御殿の西邸があった場所です。第5回日米市長及び商工会議所会頭会議が大阪で開催された時に迎賓館として建てられ、以来大阪市長公館として使われました。2007(平成19)年に大阪市公館と名前が変わり、現在は結婚式、披露宴の会場として市民に開放されています。

 約4,000坪もある広大な敷地には日本庭園があり、東庭の茶室「二水亭」の両側にはせせらぎが流れているそうです。

 建物は白亜のタイルを貼り、清潔な印象を与える外観で、大きな庇と車寄せのある玄関。窓の上にレリーフを配した典型的なモダニズム建築です。意外に知られていませんが、優れた意匠と言えるでしょう。

 設計は住友総本店建築部の出身で、長谷部竹腰建築事務所(現在の日建設計の母体)を長谷部鋭吉と共に創業した竹腰健造。長谷部竹腰建築事務所時代に代表作が多く、宇治電ビルディングや、このブログでも紹介した住友ビルディング大阪証券取引所が現存しています。鉄筋コンクリート造り、2(一部3)階建て。

大阪市公館
旧大阪市長公館
1959(昭和34)年
設計 : 竹腰健造(竹腰建築事務所)
施工 : 不明
大阪市都島区網島町10-35
撮影 : 2008.1.26
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by gipsypapa | 2011-02-08 13:34 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-02-09 06:10
公館だから、
一般開放はされていないんですね。
日本庭園もあるんですか。
観てみたいです。
Commented by gipsypapa at 2011-02-09 15:28
j-garden-hirasato さん
同じことを考えました。
市の持ち物なので、常に開けておいたほうが喜ばれるのに。
ネットで見る限り素晴らしい庭園のようです。
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