大阪北浜の中村健太郎法律経済事務所

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 間口が狭いビルのうえに、現代的な外観をしているため、見逃してしまいそうですが、昭和初期の村野藤吾の作品です。20世紀の日本を代表する建築家の一人であり、戦後の活躍もあって作品数が多い建築家ですが、この作品は渡辺節建築事務所から独立して間もないころの設計です。

 このブログでも渡辺節建築事務所時代のダイビル本館綿業会館。独立後の近三ビルジングフジカワビル世界平和記念聖堂(カトリック幟町教会)輸出繊維会館を取り上げています。

 このビルは昭和初期のモダニズム様式を取り入れながら、白いタイル貼りの壁面に、玄関上にアイアングリルを配するなど、簡素な印象ですが、細部に建築家としてのこだわりを感じさせます。各種の書籍やネットでは、中村健法律事務所として紹介されることが多い建物です。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

中村健太郎法律経済事務所
1938(昭和13)年
設計 : 村野藤吾(村野建築事務所)
施工 : 不明
大阪市中央区北浜2-4-10
撮影 : 2010.6.17
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by gipsypapa | 2011-01-09 16:40 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2011-01-10 07:50
確かに、ちょっと見では、
それほど古い建物には見えませんが、
装飾などをよく見ると、
年代ものなのが分かります。
側面は見えないから、
最初から打ちっぱなしなんですね。
隣りのビルが壁面を後退しないでいれば、
気が付かなかったんですけど。
Commented by gipsypapa at 2011-01-10 22:03
j-garden-hirasato さん
知らなければ見逃してしまうのは間違いないですね。
この時代に都会の密集地に建てられたビルは
正面は着飾っていても、
両側が迫って見えない部分は何もないというのがあります。
たまに隣が壊されたりしたらそこが見えてしまいますね。
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