福岡市の児島洋紙店

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 もうだいぶ前になりますが、福岡にフランク・ロイド・ライトの弟子が設計した建物があるのを知り、行ってみました。天野 太郎(あまの たろう、1918年7月27日 - 1990年11月15日)は鹿島建設設計部に入社し、目白ヶ丘教会の設計のため遠藤新建築創作所に出向。遠藤新の勧めで1952 年渡米し、タリアセンにおいて晩年のF.L.ライトに直接師事した数少ない日本人のひとりです。

 アメリカから帰国後、音羽の家や新花屋敷ゴルフクラブハウスを設計し反響を呼びました。その後、文部省海外研究員として中近東工科大学(トルコ)客員教授の任務を経て、欧州建築視察を行い、フィンランドのモダニズム建築家アルヴァ・アアルトの影響を受けたといわれています。

 児島洋紙店はアメリカからの帰国直後に手がけた作品ですが、期待したようなライト風の印象は薄く、全面に褐色のスクラッチタイルを貼り、縦横の白い柱で水平線を強調した独自の外観になっています。ただ窓廻りディテールはライトを思わせます。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

児島洋紙店
1955(昭和30)年
設計 : 天野太郎
施工 : 不明
福岡市博多区中洲中島町2-1
撮影 : 2009.1.11
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by gipsypapa | 2010-11-18 13:36 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2010-11-18 20:45
天野太郎さんの名前はライト関連の書籍やサイトで知っていましたが、こんな作品が残っているとは初めて知りました。
それとライトの弟子繋がりの話になってしまいますが、私の家の近所にライトの最晩年にタリアセンで学んだ遠藤楽さん(遠藤新の子供)設計の墓石店があります。今から20年くらい前に建てられたものですが、ライト風のデザインでこれがなかなか素敵なんですよ。この他にもウチの近所には遠藤楽さんの作品が結構な数建っています。
Commented by mini-mini32 at 2010-11-18 22:01
フランク・ロイド・ライトの建物、芦屋出見た事あります・・・
その弟子作なんですね・・・
私が見た、フランク・ロイド・ライトの建物の印象とは少し違いますが、
直線的なラインと、長方形な感じは少し、影響しているかと・・・

Commented by gipsypapa at 2010-11-19 13:20
sy-f_ha-ys さん、
私も偶然ネット情報で知りました。
天野太郎さんは戦後に多くの作品があるようです。
遠藤楽さんは名前は知っていますが
作品を見たことがありません。
ライト風の住宅ならぜひ見たいです。
いつか写真を紹介してください。
Commented by gipsypapa at 2010-11-19 13:25
mini-mini32 さん
ヨドコウ迎賓館ですね。いかにもライトの作品とわかります。
遠藤新さんとの共作だったと思います。
児島洋紙の方は私はもう一つライトを感じませんでしたが、
言われて見るとそうかもしれません。
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