トラピスチヌ修道院

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 5月から始めた函館編。長く続きましたが、今回が最終回です。最終日に函館空港に向かう途中に立ち寄ったトラピスチヌ修道院。明治31年に設立された、日本で最初の女子修道院で正式名を「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」といいます。現在も修道女たちが厳格な戒律のもと、自給自足の生活を送っているそうです。

 函館有数の観光地のひとつで、聖堂と司祭館は前庭しか入れませんが、一部の新しい建物は一般開放されており、修道院の歴史を紹介する資料展示室がありました。また売店もあり、修道女が作るマダレナケーキやロザリオ、バター飴などが販売されています。

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 向って左側が司祭館。大正初期に建てられた煉瓦造りで、白い半円アーチ窓が並ぶロマネスク風の雰囲気があります。煉瓦造り2階建て。

トラピスチヌ修道院司祭館
1913(大正2)年
設計 : 不明
施工 : 修道女たち?
函館市上湯川町346
撮影 : 2009.9.24
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 右側は渡り廊下でつながっている聖堂。この一角には入ることができませんが、前庭から見たゴシック風の白い尖塔とサイロのような円筒形のドームが印象的です。大正14年の火災で焼失した後、昭和2年に当初の形を踏襲し、マックス・ヒンデルの設計によって再建されました。鉄筋コンクリート造り、煉瓦積み、2階建て。

トラピスチヌ修道院聖堂
厳律シトー会 天使の聖母大修道院
明治末期 /1927(昭和2)年再建
設計 : マックス・ヒンデル)
施工 : 川原石太郎
函館市上湯川町346
撮影 : 2009.9.24
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 高台にある聖堂と司祭館の下には資料館や売店などがありますが、これらの建物は新しいようです。
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 長く続けた函館を終わります。かなり歩き回ったつもりですが、結構見逃しがあります。それらはまた将来の楽しみにのこします。
 次は一挙に九州へ行きます。
by gipsypapa | 2010-10-14 10:49 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by ひろ009 at 2010-10-15 22:16 x
こんばんは。北海道に行ったのは学生時代に一度、家族旅行で2度ですが、まだ函館の町を歩いたことがありません。
先日、西宮のトラピスト修道院(トラピスチヌ修道院 シトー会西宮の聖母修道院)を見学してきましたが、函館のものとは竣工年や構造・外観などがかなり違います。しかし、厳しい戒律、祈り主体の日々、自給自足の生活などは同様で、これはずっと変わらないようですね。
Commented by j-garden-hirasato at 2010-10-15 23:33
ここは、
名前だけは知っていました。
現役バリバリの建物ですか。
建てられたのは大正期ですか。
かなりガッチリ造られていますね。
そう感じるのは、
レンガ造だからでしょうか。
Commented by gipsypapa at 2010-10-16 08:18
ひろ009さん
ご無沙汰しています。
西宮にトラピスト修道院があるのは初めてしりました。
調べるとクッキーが有名とか。
それと建物は村野藤吾さん!
この函館とは全く違った現代的なデザインでしょうね。
Commented by gipsypapa at 2010-10-16 08:24
j-garden-hirasato さん
町はずれにあるせいか、観光バスが何台か並んでいました。
中国からの観光客が多かったです。
函館のトラピスチヌス修道院は女子修道院ですが、
近くの北斗市にはトラピスト修道院という男子修道院があります。
ここはもっと不便な場所にあるのでまだ行けていません。
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