はこだて工芸舎

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 函館プレーリーハウスを探していて見かけた建物。実は下調べのチェック漏れで存在を知らず、また新しそうに見えたので、あまり写真を撮っていません。しかし気になるデザインだったことから、数枚だけ撮っていました。

 昭和初期の住宅建築で、函館製網船具を経営した岡本家の邸宅でした。鮮やかな青色の切妻のとんがり屋根に階段室のような部分は放物線の破風。白いモルタル塗りの壁に縦長の開き窓を持つモダンな洋風建築です。放物線状の破風は函館聖ヨハネ教会を思い出しました。現在は南北海道や青森在住の工芸家作品を展示する工芸ギャラリー「はこだて工芸舎」として使われています。

 設計者は不明ですが、請負施工は函館で多くの建物を手掛けた木田保造。斜面に建っているため、上のバス通りからは2階建てに見えますが、斜面の下にも入口がある半地下構造の木造3階建て。

はこだて工芸舎
旧岡本家住宅
1927(昭和2)年ころ
設計 : 不明
施工 : 木田保造(木田組)
函館市元町32-5
撮影 : 2009.9.23
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あらかじめ知っていたらもう少し別の角度から写真を撮ったのですが残念ながらこれだけ。別角度からの外観と美しい内部の様子は「関根要太郎研究室@はこだて」をどうぞ。
by gipsypapa | 2010-09-19 17:33 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2010-09-20 08:17
当時、これだけの建物が建てられたということは、
岡本家は資産家だったんでしょうか。
ステンドグラスもはめられているし、
半地下の構造も凝っていますね。
Commented by gipsypapa at 2010-09-20 21:10
j-garden-hirasato さん、
はい、岡本康太郎という人が函館製網船具の社長さんで
この住宅は娘婿の岡本栄三郎氏の邸宅だったそうです。
当時の函館の海運関係事業の繁栄がうかがい知れます。
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