鷲見邸(旧亀井喜一郎邸)

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 大三坂を元町カトリック教会に向かって上る途中にある薄いピンク色の函館では出色の住宅建築。当時の函館の実業家で区議会議員も務めていた亀井喜一郎(文芸評論家・亀井勝一郎の父)の住宅として建てられました。

 波がうねるような柔らかな形状の切妻屋根の破風や、独特の幾何学形の縦長窓が曲面に並ぶベイウインドーなどが印象的なモダンな建物です。左側面にも2階部分に切妻が張り出し、そこにはハーフティンバーの意匠が取り入れられています。

 設計はユーゲント・シュティール(フランスやベルギーでいうアール・ヌーヴォー)のエッセンスを取り入れ、当時、西欧で流行していた建築様式「セセッション」に影響を受けたモダンな作風で知られる関根要太郎(1889~1959)と弟の山中節治(1895~1952)。函館における作品リストは関根要太郎研究室@はこだてを参照ください。附属石塀とともに函館市伝統的建造物に指定されている木造モルタル塗り2階建て。

 最新画像を追加します。2013.12.17

鷲見家所有建物
旧亀井喜一郎邸
1921(大正10)年
函館市伝統的建造物
設計 : 関根要太郎、山中節治(関根建築事務所)
施工 : 不明
函館市元町15-28
撮影 : 2009.9.23 & 2013.8.19
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 2013年8月の写真です。↓
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by gipsypapa | 2010-09-06 13:33 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2010-09-07 07:07
何か、ムーミン谷の建物みたいですね。
クネクネとした破風がユニークです。
建設当時も、こんなピンクの外壁だったんでしょうか。
この色もユニークです。
Commented by gipsypapa at 2010-09-07 14:18
j-garden-hirasato さん、
まったくメルヘンチックな建物です。
さて、外壁のピンク色ですよねぇ。
最初からかどうかは知らないのですが、
色褪せた感じでしたので、
塗り直したとしてもかなり時間が経っているように見えました。
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