SEC電算センタービル

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泊ったホテルニューハコダテの目の前にあるビル。北海道で最初の地場銀行として函館に創設された第百十三国立銀行が、明治20年に第百十三銀行となった後に本店として建てられたものです。

 古典主義的を一部踏襲し、玄関を中央に配した左右対称で、その両側に半円柱を並べていますが、屋上のパラペットに三角形が並び、柱装飾や入口上部に並ぶ半円形の幾何学模様の小窓などはドイツ表現派やアールヌーボーを連想させる、昭和初期とは思えない洗練されたデザインです。

 それもそのはず、設計はユーゲント・シュティール(ドイツ圏の世紀末美術の傾向)のエッセンスを取り入れたモダンな作風で知られる関根要太郎。関根要太郎といえばもっとも情報の多いのはブログ「関根要太郎研究室@はこだて」ですので詳しくはリンク先へ。函館市景観形成指定建造物の鉄筋コンクリート造り、3階建て。

SEC電算センタービル
旧百十三銀行本店 1926(昭和元)年
函館市景観形成指定建造物
設計 : 関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)
施工 : 木田保造(木田組〕
函館市末広町18-15
撮影 : 2009.9.22 & 23
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 灯台もと暗し・・・朝にはホテルを出て、夕方に帰ってくるわけで、あまりに近すぎてほとんど写真を撮っていないのでした。(恥)もっと写真を見たい人は「関根要太郎研究室@はこだて」へどうぞ。
by gipsypapa | 2010-08-04 14:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2010-08-05 22:00
このデザインは圧巻ですね。
昭和初期とは思えません。
現代のような、レトロのような、
不思議な建物です。
Commented by gipsypapa at 2010-08-06 13:24
j-garden-hirasato さん、
昭和元年の建物とは思えないモダンなデザインです。
さすが関根要太郎さん。
もう少し写真があればよかったのですが・・・
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