北斗ビルディング

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 市電通りの二十間坂の上り口にあるピンク色のビル。大正期に食料品の商社だった目貫商店の店舗、事務所として建てられたものです。外壁の色以外には装飾が少ないシンプルな建物ですが、曲線で構成するコーナーの1階部分に玄関を配したモダンな設計といえます。

 設計・施工は廉価で工期の短い「鎮式ブロック」を発明し、函館大火後に函館市内に多くの鉄筋コンクリートブロック工法の建造物を普及させた建築家・中村鎮(なかむらまもる)。中村鎮作品としてはこのブログでも、日本基督教団福岡警固教会と日本基督教団天満教会を紹介しています。

 現在はブティック・ベージュが1階に入居していて、上層階は貸しビルになっているようです。鉄筋コンクリートブロック造り、4階建て。

北斗ビルディング
旧目貫商店 1921(大正10)年
設計 : 中村鎮
施工 : 直営
函館市末広町17-15
撮影 : 2009.9.23
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by gipsypapa | 2010-07-21 15:49 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2010-07-22 06:32
外観のデザインはシンプルですが、
存在感がありますね。
建てられたのは、大正期ですか。
当時、かなり斬新なデザインだったんでしょうね。
Commented by gipsypapa at 2010-07-22 11:32
j-garden-hirasato さん、
この頃からいわゆるモダニズム建築が見られるようになったようです。
従来の古典主義的な装飾の多い、威厳を感じさせる外観が飽きられてきて、
シンプルなものが流行りだしたのです。
当時は斬新だったと思いますが、今見ると普通に感じます。
中村鎮、本野精吾、安井武雄、吉田鉄郎などが活躍し始めたころですね。
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