コーヒーハウスJOE

c0112559_22282839.jpg
 東坂と湾岸の大通りの角地にある明治初期の白漆喰と3連アーチが美しい建物。当時、上海や大連に航路を持つ廻漕店の遠藤吉平商店の店舗でした。屋根は方形の瓦葺きで、煉瓦壁に白漆喰を塗り、一部には目地を切って石造り風に見せています。1階には大型の3連アーチ、2階には小ぶりな2連アーチ窓を配した洋風建築です。3連アーチは太刀川家店舗で見たのと同じように、鋳鉄製の柱で支えられています。函館市景観形成指定建造物の煉瓦造り2階建て。

 なお、1964(元治元)年に、この建物の前の岸壁から同志社の創設者・新島穣がアメリカへと密航を企てたという場所といわれ、それがお店の名前の由来のようです。ネット上で「喫茶JOE」と呼ばれていることが多い建物です。

コーヒーハウスJOE
旧遠藤吉平商店
1885(明治18)年
函館市景観形成指定建造物
設計・施工 : 不明
函館市大町9-14
撮影 :2009.9.24
c0112559_22294619.jpg
新島穣と建物の由来を書いたプレート。
c0112559_22305170.jpg
c0112559_2231266.jpg
c0112559_22311351.jpg
c0112559_22312326.jpg
c0112559_22313363.jpg
c0112559_22314843.jpg
 コーヒーハウス・ジョーとギャラリー・アオヤギという文字が見えます。
c0112559_22322349.jpg
c0112559_22323357.jpg
現在は営業していないという記事があります。私が訪ねた時も閉まっていました。しかし寂れた様子はなく、入口にメニューを書いた黒板がありました。不定期的に使用されているのかも知れません。
by gipsypapa | 2010-06-05 22:37 | 建築 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://gipsypapa.exblog.jp/tb/14528372
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by j-garden-hirasato at 2010-06-06 10:43
明治の建物とは、
とても思えません。
かなり手を入れながら、
使われているみたいですね。
「現在は営業していない…」
せっかくの建物です。
どんな形でもいいので、
使い続けてもらいたいものです。
Commented by gipsypapa at 2010-06-06 20:37
j-garden-hirasato さん、
喫茶店にする際に、相当外装とか手を加えられたと思います。
この建物の前を通る時は、かなり夕方になっていて、
店が開いていたらコーヒーでも飲みたい気分でした。
実はお店の周りで、オーナーらしき人が、
携帯電話をかけながらいらっしゃったのを
見たのですが、なんとなく話す機会がなく
すれ違ってしまいました。
なんとか再開してほしいですね。
Commented by umechu at 2010-08-28 09:54 x
初めてこちらに投稿します。昨日友人3人と一緒に、こちらのお店で食事をしてきました。ペペロンティーノとカレーしかランチメニューがなく、オーナーお勧めは、カレーでしたので、4人ともカレーを注文。
お店に流れているBGMが素敵な選曲で、ゆったりした気分でランチを待つうちに、お客さんが二人、一人と入ってきて、オーナーひとりで切り盛りしていました。
このお店は、定休日が決まっていないそうで、固定電話もなく、お店がオープンしているのかどうかが判らず、不便ですね。
出てきたカレーは、スパイシーが効いていて、とても美味しいカレーでした。正式なカレーの名前を失念しましたが、一度ご賞味してみてください。
Commented by gipsypapa at 2010-08-29 10:13
umechu さん、
初めまして。お店が開いていましたか。
やはり不定期的に営業されているわけですね。
実は私が訪ねた時、店の近くを回るように携帯電話をかけながら歩いていた男性を見かけました。
この店のオーナーではないかと思いましたが、しばらくすると立ち去ってしまったので確認できていません。

ところでumechu さんのHPはなかなかレアですね。(^^)
<< MOSSTREES(モストリー) 相馬株式会社函館本社 >>