旧函館検疫所台町措置場(ティーショップ夕日)

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 外人墓地を過ぎて、さらに奥(南西)に進むと、湾から切り立ったような崖の上の高台に明治18年築の洋館があります。内務省が当時の主要6港(函館,横浜,神戸,下関,長崎,新潟)に建てた消毒所の事務所だった建物です。装飾性の少ない建物ですが、ピンク色の下見板貼りに軒先の蛇腹、妻面や背面の上げ下げ窓には両開きの鎧戸のある、明治の典型的な洋風建築です。

 一時は老朽化し、廃墟化していたそうですが、2006(平成18)年に改修再生され、「ティーショップ夕日」として使われています。また、正面玄関前の石の階段や白い木の柵など、当初からの材料を最大限活用して再生されたとのことです。函館市景観形成指定建造物の木造平屋建て。

旧函館検疫所台町措置場(ティーショップ夕日)
旧函館消毒所事務所
1885(明治18)年
函館市景観形成指定建造物
設計 : 内務省
施工 : 直営
函館市船見町25-18
撮影 : 2009.9.23
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 港を見下ろす廊下の部分が特等席。
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 お店の中は手回しオルゴールやアメリカ海軍の羅針儀などのアンティーク家具や小物がそれとなく置かれています。
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by gipsypapa | 2010-05-18 10:42 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by j-garden-hirasato at 2010-05-19 06:21
看板にありますが、
検疫所が昭和43年に移されたときに、
壊されなくて、ほんとよかったです。
平成4年まで何に使っていたかは不明ですが、
使われていたことで、
現在の姿があるんですね。
Commented by gipsypapa at 2010-05-19 13:16
j-garden-hirasato さん、
検疫所の役目を終えた後の情報はなかったです。
かなり市街から離れた場所にあるので、
よく残っていて、再生できたと思います。
NPOの方々の努力によるものらしいです。
Commented by shiba at 2011-10-28 18:06 x
j-garden-hirasasさん、こんにちは。
質問にお答えします。
検疫所が移された後、ここは立ち入り禁止になり廃墟と化していました。
とくに何をやっていたというのはありません。私が思い出す限り、放置状態でした。
しかし、ここに思い入れのある人がいまでも多く、オーナーさんが掛け合ってなるべく当時の雰囲気を残して喫茶店にしたそうです。
Commented by gipsypapa at 2011-10-30 17:14
shiba さん
なるほど、場所的にも廃墟になりそうなところでした。
オーナーさんの心意気がいいですね。
私が訪ねたときは、それなりに若い人が入っていましたが、
ずっとお店を続けるのはご苦労があると想像します。
情報をありがとうございました。
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