岡崎市郷土館本館

c0112559_13403783.jpg
 旧岡崎銀行本店とともに岡崎市では有名な建物。大正初期に額田郡公会堂として建てられ、額田郡会議事堂や徴兵検査場などに使用された後、岡崎市郷土館として一般公開されています。

 会堂棟,通用玄関棟,便所棟からなる比較的大型の建物で、中央に漆喰塗りのレリーフが美しい半円形の櫛形ペディメントを設け、東西両端には三角ペディメントを前面に見せた切妻屋根が張り出した、ルネサンス様式を意識した和洋折衷のデザインを採用しています。

 内装にも各種の装飾が施され、講堂西端の舞台には壁面にドリス式円柱と楕円アーチが当時のまま残っています。

 設計は愛知県土木技手だった吉田栄蔵。施工には数人の大工棟梁の名前があり、当時の和風建築技術を駆使した、偽洋風建築の典型と言えます。国の重要文化財の木造平屋建て。

岡崎市郷土館本館
旧額田郡公会堂 1913(大正2)年
重要文化財
設計 : 吉田栄蔵(愛知県土木技手)
施工 : 池野慶五郎、西尾万五郎ほか(請負人)、松井吉次郎、中嶋実次郎(大工請負人)岡崎市朝日町3-36-1
撮影 : 2009.4.3
c0112559_13413975.jpg
c0112559_1341544.jpg
c0112559_1342157.jpg
c0112559_134273.jpg
c0112559_13421626.jpg
c0112559_13422441.jpg
c0112559_13423465.jpg
c0112559_13424249.jpg
c0112559_13425021.jpg
c0112559_13425770.jpg
c0112559_1343647.jpg
c0112559_1343145.jpg
c0112559_13432467.jpg
c0112559_13433233.jpg
 公会堂ですから演壇(セリ上がり式舞台で床下に隠れている)があります。
c0112559_1344321.jpg

 桜の季節でした。
c0112559_13443392.jpg
 こちらが便所棟でしょう。
c0112559_13444353.jpg
 
c0112559_1345452.jpg

by gipsypapa | 2010-04-26 13:49 | 建築 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://gipsypapa.exblog.jp/tb/14251603
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by j-garden-hirasato at 2010-04-27 06:25
当時のお役人も、なかなかやりますね。
凝ったデザインです。
ただ、
窓の格子が気になりました。
財産保護のため、
しょうがないことではありますが。
Commented by gipsypapa at 2010-04-27 10:37
j-garden-hirasato さん、
さすがに重要文化財ですね。
窓格子は調べた限りでは、当初からあったものらしいです。
スティック・スタイルという、
「19世紀後半のアメリカ建築の折衷様式で、
特に、下地の骨組を表現するように、
水平の羽目板の上に、
押縁や格格子のついた縦羽目を使用したことが特徴である。」
とのことです。
<< 岡崎市郷土館収蔵庫 岡崎信用金庫資料館 >>