旧リンガー住宅

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 グラバー園は長崎の明治村のようなところで、市内各所から移設された明治の洋館が並んでいますが、このリンガー邸は、このあとに紹介するグラバー邸、オルト邸と共に、元からこの場所に建てられたもの。これらはグラバー園の3大建物と呼ばれています。

 フレデリック・A・リンガーは1864(元治元)年頃長崎に来日。グラバー商会に勤めましたが、 1868(明治元)年に同じグラバー商会にいたライル・ホームとともに、のれん分けしてホーム・リンガー商会を設立。外国貿易, 商社代理店, 製茶, 製粉など幅広い分野で活動し、長崎の発展に大きく寄与しました。ホーム・リンガー商会は現在も存続していて、門司港にホーム・リンガー商会の事務所が、また下関には昭和初期のホーム・リンガー商会の社長令息の住宅、旧リンガー邸(現藤原義江記念館)が現存しています。ちなみに長崎ちゃんぽんの全国チェーン店、リンガーハットはリンガー氏に由来していると思われます。

 建物は明治の初めに建てられた住宅。寄せ棟寄棟屋根桟瓦葺きの木造に石積みの外壁をもった優雅な建物です。グラバー邸と同様の南欧風バンガロー洋式で、周りがベランダで囲われています。使われている石は天草の下浦石。設計者オルト邸と同様イギリス人の建築家によるものと見られています。施工はその前に建てられたオルト邸と同じ石材などが使われている事から、小山商会あるいは天草出身の棟梁、小山秀之進(後の秀 ひいで)が請負ったようです。国の重要文化財の木造石壁造り平屋建て。

旧リンガー住宅
1869(明治2)年
重要文化財
設計 : 不明(英国人建築家)
施工 : 小山秀之進(小山商会)?
長崎市南山手町8-1(グラバー園内)
撮影 : 2009.5.18
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by gipsypapa | 2010-02-08 13:52 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2010-02-09 06:20
この噴水は、見覚えがあります。
写真、撮りましたね。
建物は…。
当時、建築物にさほど反応していませんでした(笑)。
もっぱら、建物周りのランドスケープに。
一応、専門ですから。
Commented by gipsypapa at 2010-02-09 14:00
j-garden-hirasato さん、
よくわかります。(笑)
逆に私はランドスケープの写真が少ないのでした。
今後はその辺にも気をつけることにしましょう。(^^)
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