明治後期の煉瓦造り。2階部分にベランダを配し、正面のベランダにはイオニア式の2本対になった柱頭が3組見えます。また両側にある丸窓がアクセントになっている美しい建物です。歴史的な価値だけではなく、華麗ながらしっとりとした外観も貴重なランドマークといえます。 最近まで野口彌太郎記念美術館として一般開放されていましたが、老朽化が進んだとのことで、改修が行われています。そのため門が閉じていて、細部を見ることができなかったのは残念でした。 設計はイギリス工務所上海事務所技師長のイギリス人建築家のウィリアム・コーワン。彼は旧下関英国領事館(1906)の設計も手掛けており、いずれもベランダを持つコロニアルスタイルを採用しています。国の重要文化財の煉瓦造り2階建て。 旧長崎英国領事館本館 1908(明治41)年 重要文化財 設計 : ウィリアム・コーワン(英国工務省) 施工 : 後藤亀太郎 長崎市大浦町1-37 撮影 : 2009.5.18
by gipsypapa
| 2010-01-14 10:32
| 建築
|
ブログジャンル
以前の記事
検索
タグ
商業施設(867)
住宅(634) 大阪(612) 観光(437) 北海道(402) 京都(378) 寺社(366) 公共施設(313) 庭(177) 東京(168) 学校(143) 福岡(142) 兵庫(139) 教会(138) 愛知(132) クラシックホテル(106) 神奈川(101) 長崎(89) 静岡(86) 香川(83) お気に入りブログ
gyuのバルセロナ便り ... nakajima aki... クロアチアの碧い海の夢 日本庭園的生活 ヴォーリズを訪ねて 近代建築Watch 里山ガーデン 関根要太郎研究室@はこだて SOMETIME BLUES It's on my mind 近代建築写真室@武蔵野台地 カフェ・ロッジ パルチザン Anthology -ま... 加越屋徳兵衛の電車大好き... はーとらんど写真感 いろいろ*絵描き帖 夢と希望 exblog以外
最新のトラックバック
記事ランキング
ライフログ
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
ファン申請 |
||