大阪屋本店

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 大阪の一番の花街だった新町。今は当時の面影はなく、近代的なビルが並んでいますが、なにわ筋に面した新町南公園北側に大正期の新町演舞場の一部が残っています。芸妓達の歌舞練場だったそうです。演舞場のホールは取り壊されてすでになく、現在残るのは正面玄関まわりの一部分です。

 セセッション・スタイルの建物で、赤い煉瓦風のタイルが貼られていますが、当初の外壁は全体的に白だったそうです。この建物の裏側も見ることができるとはつゆ知らず、見逃してしまいましたが、「ひろの東本西走!?」にその写真がありました。タイルは貼ってありませんが、細部の装飾は正面側とよく似ています。こちらが当時のままの姿のようです。現在は出版物の物流管理を行う大阪屋の本店として使用されています。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

大阪屋本店
旧新町演舞場 1922(大正11)年
設計 : 吉木久吉(片岡建築事務所)
施工 : 竹中工務店
大阪市西区新町2-5-5
撮影 : 2009.6.9
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 いつもは「360°の法則」で、できるだけ建物を見るときは一回りするのが原則です。しかし、この正面と背後のビルを見て、まさか裏にも見どころがあるとは思いませんでした。まだまだ未熟でした。
by gipsypapa | 2009-10-23 10:43 | 建築 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from ひろの東本西走!? at 2009-10-23 23:30
タイトル : 大阪屋の表と裏
びんみんさんのブログ”日常旅行日記”に”裏側の見せ方(崎山ビル)”がありました。私も崎山ビルは表側や内部だけでなく裏側も面白いなあと思っていました。当ブログでも崎山ビルについて書こうと思ったのですが、... more
Commented by ひろ009 at 2009-10-23 23:43 x
こんばんは。
Myブログのご紹介&TBありがとうございました。
私もできる限り「360°の法則」を実践するようにしていますが、大阪屋はその色のこともあって表と裏の表情が異なってオオーッと思いました。新町演舞場の雰囲気を今に伝える貴重な建物ですね。
Commented by j-garden-hirasato at 2009-10-24 06:20
「当初の外壁は全体的に白だったそうです」
この煉瓦も、
改築のときに張り替えられたんでしょうか。
張って間もない感じがします。
Commented by gipsypapa at 2009-10-24 21:41
ひろさん、
正面から後ろのビルとの重なりを見たら、
まさか裏が見えるとは思いません。
もう少し下調べ、少なくとも地図はチェックしておかないといけませんね。
建物的にも見所がありますが、玄関のポーチはいただけないです。
ビジネスホテルのようです。
Commented by gipsypapa at 2009-10-24 21:43
j-garden-hirasato さん、
さて、いつ貼られたものかデータは見つけていません。
確かにそんなに前ではないかもしれませんね。
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