旧造幣寮鋳造所正面玄関(旧桜宮公会堂)

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 この建物は1935(昭和10)年に明治天皇記念館として建てられたもので、戦後「桜宮公会堂」と改称し、その後「桜宮図書館」から「ユースアートギャラリー」として2007(平成19年)まで使用されました。

 昭和10年の建築時、正面玄関に「旧造幣寮鋳造場正面玄関」1871(明治4年)をそのまま移設してつなぎ合わせました。玄関部分は泉布観と同じトーマス・J・ウォートルスの設計で石材には、竜山石が使用されています。玄関部分は重要文化財の石造り。本体部分は鉄筋コンクリート造り、2階建。

旧造幣寮鋳造所正面玄関 1871(明治4)年
重要文化財
設計 : トーマス・J・ウォートルス
施工 : 直営

旧桜宮公会堂 本体部分 1935(昭和10)年
設計 : 大阪市
施工 : 不明
大阪市北区天満橋1-1-1
撮 影 2008.1.26, 2009.3.28
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 ギリシャの宮殿のようなオーダーが並ぶ石積みの玄関。
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 泉布観の2階ベランダから玄関を見ています。
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 右(東)側から裏(北)に回ると本体部分が見えてきます。これもアーチ窓や丸窓のあるレトロな建物です。少し老朽化が見受けられるのが気がかり。
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 裏(北)側には古い煉瓦塀があり・・・
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 煉瓦造りの倉庫のようなものがありました。レンガ造りなので昭和10年より古いのではないかと思いますが、情報が見つかりません。もしかしたら泉布観と同時期(明治4年)かも知れません。

 現在これらの建物は使用されておらず、今後の行方が気になるところです。いつかは利用方法を再考して、内部が見れるようにして欲しいと思います。
by gipsypapa | 2009-10-09 10:47 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2009-10-10 22:06
部分的に合体ですか。
いいものをそのまま使ったということですね。
石造りはさすがに重厚感があります。
Commented by gipsypapa at 2009-10-13 09:19
j-garden-hirasato さん、
明治の初期までさかのぼらないと、
なかなか石造りはありません。
貴重なものを残す手段としては賢い方法ですね。
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