遠藤新のM邸

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 かんぽ生命保険仙台サービスセンターから南西に進んだ道路の角にある洋館。今回の仙台探索のターゲットの一つで、フランク・ロイド・ライトに学んだ遠藤新が昭和初期に設計した住宅です。

 遠藤新はライトとの出会いの後、タリアセンで学ぶために渡米。帰国後、ライト設計の帝国ホテルの建築補佐を手始めに、多くの建物を設計しました。主な作品としては自由学園明日館(1922、ライトと共作)、旧山邑太左衛門邸(1924、現ヨドコウ迎賓館。ライト、南信と共作)、自由学園講堂(1927)、旧甲子園ホテル(1930、現武庫川学院甲子園会館)、一連の自由学園東京都東久留米市の建物群など。

 この住宅は遠藤作品のなかでも、日本最北端にある建物といわれています。一見してライト風とわかる、直線が複雑に重なり合った造形美は独特です。最近手が加えられたのでしょうか、建物の外壁もきれいで、大事に使われ続けているようです。木造2階建て。

的場邸
旧石原謙邸 1930(昭和5)年
設計 : 遠藤新
施工 : 不明
仙台市青葉区錦町1
撮影 : 2009.5.2
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by gipsypapa | 2009-09-11 10:03 | 建築 | Trackback | Comments(6)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2009-09-11 22:15
あっ、遠藤新の邸宅ですね。
結構きれいな状態で残っているので驚きました。
かなり前ですが、東京三宿にある遠藤作の邸宅を見に行ったことがありますが、ちょっと雰囲気が似てるように思いました。
そういえば先月、遠藤設計の藤沢・旧近藤邸を見に行きましたが、なかなか素敵でしたよ。
Commented by ひろ009 at 2009-09-11 22:20 x
私が仙台で歩いたのは殆ど東北大学・片平キャンパスのみですが、この建物は見に行きました。
美しいですし、大切に使われているのが素晴らしいですね。
Commented by gipsypapa at 2009-09-12 09:38
sy-f_ha-ys さん、
東京三宿といえばH邸で登録文化財ですね。
これも行きたいところのリストに入れていますが、
個人的には藤沢・旧近藤邸の方が見たいです。
ロイド系といえば田上義也さんの住宅建築が北海道に多くありますね。
今度の連休には函館に行く予定なので、一つ見れるのが楽しみですが、
残念ながら多く残っている小樽は今回はパス。
またいつか出直して行こうと思っています。
Commented by gipsypapa at 2009-09-12 09:41
ひろさん、
さすがに住宅建築好きのひろさんは見逃さないですね。
私も住宅が好きなので、ここはお目当てでした。
下調べしたときには、痛みが目立つようなことが書いてあったのですが、
実際はきれいでした。最近、外壁の補修がされたのでしょう。
仙台にはあまり洋館が残っていませんが、
このあと2軒ほどアップする予定です。
Commented by j-garden-hirasato at 2009-09-13 11:56
まだまだ現役ですね。
デザインも全然古くささを感じられません。
いいものは、やはりいい、
ということですね。
住んでいる人の愛情あってのことでしょうけど。
Commented by gipsypapa at 2009-09-13 20:42
j-garden-hirasato さん、
おっしゃる通りです。
実は今日、全く知らなかったヴォーリズ建築があるのを知ったので行ってきました。
この建物より5年後の築でした。
公共施設ということもありますが、痛みが目立ちました。
ほっておいたら、そうなるのは当たり前。
何しろ建てられて80年近いわけですから。
この住宅は古さを感じない、住む人の大切にする意気込み感じます。
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