愛媛蚕種株式会社(旧日進館)

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 大通りから細道を山側に入ってところに1884年(明治17)に創業された蚕種製造会社が今も操業しています。日進館の蚕種として知られ、全国3位の生産量を誇った時期もあり、1946年(昭和21年)に愛媛蚕種会社となりました。産業近代化遺産の一つとして知られていて、映画のロケ等にも用いられたことがあるとか。3棟の建物が国の登録有形文化財に指定。現代では珍しくなった養蚕施設です。

 事務室・玄関棟は明治後期の築。コーナー部に玄関がある木造2階建て、モルタル塗りで、玄関や1階の窓にペディメントを配したれっきとした明治の洋館建築です。

 北側の斜面につながる2棟の蚕室は羽目板貼り。煉瓦造防火壁で仕切られ、第一蚕室は木造3階建て、高い地盤に建つ第二蚕室は2階建になっています。

愛媛蚕種株式会社(旧日進館)
事務室・玄関棟 明治後期
第一蚕室、第二蚕室 1919(大正8)年
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
八幡浜市保内町川之石3-70
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 事務所棟。
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 事務所棟と第一蚕室はつながっています。
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 第一蚕室は3階建ての長大な木造建築。中は見ることができませんでしたが、トラス構造とか。
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 第一蚕室と第二蚕室の間の煉瓦造防火壁。
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 裏側にも細道がありました。向こうに第一蚕室の煉瓦面が少し見えています。
by gipsypapa | 2009-07-16 11:12 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by j-garden-hirasato at 2009-07-17 05:37
事務所だけが洋館というのがユニークです。
和洋折衷ではなく、和洋合体ですね。
こういう建物って、
全国的には多く残されているんでしょうか。
自分は、始めて見ましたが。
Commented by gipsypapa at 2009-07-17 10:38
j-garden-hirasato さん
はて、すぐには思い当たらないです。
古い木造の工場棟は各地にかなり残っていますが
洋館と合体しているのは珍しいですね。
Commented by NAO at 2009-11-10 15:51 x
はじめまして!
愛媛に旅行行くことになり、レトロな建物を見て回りたいと思って探していた所、こちらのブログにたどり着きました。

この愛媛蚕種株式会社、是非見に行きたいんですが
八幡浜からはどのようにして行けるかご存知でしょうか?

gipsypapaさんへここへはどういうルートで行かれました?
お手数ですが教えていただけたら嬉しいです^^

よろしくお願いいたします。
Commented by gipsypapa at 2009-11-10 21:19
NAOさん、
愛媛へ行かれるとか。是非ここにも行ってください。
JR八幡浜までは問題ないでしょう。
そこから保内町川之石という地区に行くのはそう簡単ではないのです。(笑)
私も行く前に色々調べましたが、公共の交通手段は見つかりませんでした。
以前は八幡浜駅からバスがあったらしいのですが、廃止されています。
このブログの八幡浜シリーズのどこかに書いていますが、
私と妻は駅でレンタサイクルを借りて行きました。
駅前の交番で聞いたら、学生は自転車で通っているとのことでした。
結局、海沿いの国道を自転車で行きました。途中須田トンネルというところを通ります。
かなりしんどいですよ。(笑)とはいえ30分くらいだったでしょうか。
このブログの住所を地図サイトで打ちだして持参するのと、
ルートは駅前の交番か、レンタサイクルの店で確認されたらいいと思います。
間違いやすいのはトンネルの手前です。そのままトンネルを入ってください。
左に海沿いの道がありますが行き止まりなのです。
失敗者のアドバイスです。(^^)
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