近三ビルジング

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 まったく装飾がない黒褐色のタイル張りのビル。知らなければ古いビルとは気付かないはずです。実は前回の丸石ビルと同じ昭和6年に建てられた近三(きんさん)ビル。整然と並ぶ角窓の配列は現代のビルそのもの。当時では斬新に見えたでしょう。当時のモダニズム指向を象徴する建物です。なお「近三」の名は、本業だった呉服屋の屋号「近江屋三左衛門」に由来しているとか。

 設計はそごう百貨店(大阪・現存せず)、大阪新歌舞伎座、兵庫県立近代美術館、新高輪プリンスホテル、世界平和記念聖堂(広島)など、戦前戦後に渡り数多くの作品を残した村野藤吾。近三ビルは彼が独立後に初めて手掛けた作品。1956、60年に改修工事が行われ、当初の7階建てが8階建てになっています。東京都選定歴史的建造物の鉄筋コンクリート造り8階建て、地下1階。

近三ビルジング
旧森五商店東京支店ビル 1931(昭和6)年
東京都選定歴史的建造物
設計 : 村野藤吾
施工 : 竹中工務店
東京都中央区日本橋室町4-1-21
撮影 : 2008.12.13
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 近づいても撮りたくなるような装飾がないので、進んでいくと正面左側に玄関があり、中を覗くとびっくり。ホールの天井には色とりどりのガラスのモザイク。
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by gipsypapa | 2009-06-18 13:45 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by ひろ009 at 2009-06-18 23:07 x
こんにちは。
丸石ビルといい、近三ビルといい、えらくガードが固いのが難点ですね。私も丸石ビルのホールには入れず、近三ビルは頼み込んで1,2枚だけ天井の写真を撮らせてもらいました。ガードマンの方はそれが職務なので致し方なしですが、ビルのオーナーさんがもうちょっとオープンな心を持ってほしいなあと思います。
Commented by j-garden-hirasato at 2009-06-19 05:05
外観からは、昭和初期の建物だとは思えませんね。
天井のタイルと照明が
なんともレトロな雰囲気です。
Commented by gipsypapa at 2009-06-19 09:54
ひろさん、
テナントビルなので、ダイビルのようにすっと入れると思ったのですが・・・
近三ビルも同じでしたか。
私の場合は幸運にもホールには誰もいなかったので、心おきなく撮れました。
こういう素晴らしいものは、逆に積極的にPRしたらいいと思いますね。
Commented by gipsypapa at 2009-06-19 09:59
j-garden-hirasato さん
外観からは想像できない美しいホールですね。
ヴォーリズが言った「建物の品格は、人間の人格と同じで、中を見ないとわからない。」
というのは、けだし名言でしょう。
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