名古屋市公会堂

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 もう一つ名古屋市建築課の作品。鶴舞(つるま)公園の一角にあるこの建物は、 昭和天皇の御成婚記念事業として建設された近代的な大型のホールで、現在も現役で使われています。

 1階部分は白い人造擬石ブロック張りで、2階以上の外壁は茶褐色のスクラッチタイル貼りとした左右対称の重厚な外観です。全体にアーチ窓を採用し、正面ファサードの出入口の大胆な三連アーチが印象的です。設計は名古屋市建築課が担当し、顧問として武田五一、佐野利器、鈴木禎次らが関わったといわれています。名古屋市都市景観重要建築物の鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て、地下1階。

名古屋市公会堂 1930(昭和5)年
名古屋市都市景観重要建築物
設計 : 名古屋市建築課 (建築顧問:武田五一、佐野利器、鈴木禎次)
施工 : 大林組 、清水組、大阪鉄工所
名古屋市昭和区鶴舞1-1-3
撮影 : 2008.7.12
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 正面中央には車寄せのある大きな玄関。
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目を引く石貼りの大型3蓮アーチ。個人的にはこの周辺に武田吾一の影響を強く感じました。
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 これ以上中へは入れませんでしたが、玄関ホールだけ少し見ることができました。
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通用口の丸い庇も武田吾一の影響でしょうか。京都の1928ビル京都大学保健診療所を思い出します。
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by gipsypapa | 2009-05-06 14:38 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2009-05-07 05:38
堂々とした公会堂です。
この重厚感がいいですね。
建物のデザインと外壁の質感がとてもマッチしています。
これも市独自の設計なんですか。
今なら、コンサルに外注なんでしょうね。
Commented by gipsypapa at 2009-05-07 11:07
j-garden-hirasato さん、
長く使われることを意識した重厚な建物です。
データに書いているように市の設計ですが、
顧問として著名な建築家が参画しています。
いわゆるコンサルタントです。
最近の官公庁にも土木や建築課はあるでしょうが
当時のようにデザイナーを抱えるということはないでしょうね。
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