高槻の横山医院

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 このブログではほとんど純和風の建物は取り上げていません。実は各地を探索していると、古い建物は神社仏閣を含めて、圧倒的に和風建築が多いのです。写真もそれなりに撮ってはいるのですが、追いかけだしたらきりがないのが、取り上げていない一番の理由です。あと、和風の場合は建物が総じて似ているために驚くような発見がないこと、また築年や設計者(大工さんが多いのですが)などのデータが少ないことがあります。しかし、今回は例外。高槻シリーズの最後として取り上げます。

 高槻市は城下町。キリシタン大名の高山右近(1552-1615年)の高槻城があった街です。そのためか古い洋館は少なく、民家や町屋の歴史的建造物の方が多く残っています。

 これは阪急高槻市駅の近くにある町屋風の建物。現役の医院です。なにやら緒方洪庵が出てきそうな風情です。木造2階建て。

横山医院
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
高槻市城北町1丁目4−33
撮影 : 2008.12.20
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 余談ですが、右近の父高山友照の時代からキリスト教徒で、高槻領内にて教会設立と布教に専念しました。そのためこの時代に高槻の神社仏閣の多くが迫害されて破壊されました。実際、高槻に数多く残る神社仏閣を見て回りましたが、それぞれの由来にはその時期に焼失して、建て替えられたと書いてあるのがほとんどでした。逆に右近の晩年はキリシタン追放令でフィリピンのマニラへ国外追放されるわけです。宗教というのはある意味過激だったのですね。

 これで、一旦関西を離れて、次は横浜に行きます。
by gipsypapa | 2009-03-16 11:01 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2009-03-17 05:57
この建物は現役なんですね。
この建物で医院だと、
格式が高すぎて、入りにくいような気もしますが(笑)。
Commented by gipsypapa at 2009-03-17 13:30
j-garden-hirasato さん、
ははは、玄関が引き戸ですし、入ったら土間だったりしそうです。
内科と小児科らしいのですが、子供は怖いかも(笑)
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