大阪医科大学中央資料館

c0112559_1362753.jpg
 ヴォーリズ設計の大阪医科大学歴史資料館(旧大阪医科大学別館)がある大阪医科大学。何回も訪ね、ヴォーリズ以外にも古い建物が残っているのを知ってはいましたが、歴史資料館から奥は関係者外立入禁止の立札があること。また最寄りの東門はいつも閉まっていることから、見る機会がありませんでした。

 ところが去年の12月中旬に付属病院に4泊5日で入院することになりました。自覚症状は全くなかったのですが、小さな手術を受けました。手術の当日とその後の日は病院内しか歩き回ることができませんでしたが、前日と最後の日は全く自由で、体も元気いっぱい。暇なので大学内や近所を散策することができました。ここもこのとき、私自身が関係者なので、堂々と見ることができたのです。

 この建物は1929(昭和4)年に京都帝国大学理科大学(現在の京都大学大学院理学研究科)の化学研究所本館として竣工したもので、1949(昭和25)年に化学研究所が京都大学に移るまで使用されていました。その後、大阪医科大学の中央資料館となっていましたが、現在は空き家状態で老朽化しているようです。玄関ポーチと2階に張り出した小さなバルコニーが特徴的。鉄筋コンクリート造り、3階建て、地下1階。

大阪医科大学中央資料館
旧京都帝国大学化学研究所本館 1929(昭和4)年
設計・施工 : 不明
高槻市大学町12-7
撮影 : 2008.12.19
c0112559_1391295.jpg
 東門から見える中央資料館。門はいつもこのように閉まっていますが、脇に小さな通用門がありそこから出入りできるのでした。
c0112559_13105818.jpg
c0112559_13111790.jpg
 「安全第一」のバリケードが囲んでいますが、特にこの建物の補修をしているような雰囲気はないですね。
c0112559_1312741.jpg
c0112559_13121967.jpg
c0112559_13123431.jpg
 南面に煙突。
c0112559_13134838.jpg
c0112559_1314865.jpg
 扉が開いていたので、少し内部を。入口に「中央研究館」という表示がありますが、とても研究している雰囲気はなく、物置のよう。
c0112559_13142715.jpg
c0112559_13144280.jpg
 内部も荒れています。階段横に矢印の張り紙があり、「大林組」「竹中工務店事務所」の文字が見えました。建築会社の現場事務所になっているようです。
c0112559_1316323.jpg
 なんとなく、もうすぐ壊されそうな雰囲気でした。
by gipsypapa | 2009-03-06 13:19 | 建築 | Trackback | Comments(10)
トラックバックURL : http://gipsypapa.exblog.jp/tb/11036824
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ぴろりん at 2009-03-06 22:17 x
あら!プチ入院されたのですね。わざと?んなわけないか(笑)
不思議な形ですね。私たちも見ることが出来てラッキーです。
Commented by sy-f_ha-ys at 2009-03-07 06:18
プログを定期的に更新されていたので、入院されていたとは全く気づきませんでした。
昭和初期の表現派ふうのデザインで格好いいですが、痛んでいるのが残念。綺麗に直してあげれば、病院のシンボルにもなりそうですが。
病院施設は建て替えが激しいので、なかなか貴重ですね。
Commented by beaver at 2009-03-07 14:08 x
パリのネッカー小児病院のキャンパスの一角に、このような感じの古い建物をみかけたのを思い出しました。くすんだ色の箱のような建物でしたが、窓についていた鮮やかなブルーのキャンバスのひさしがおしゃれで印象的でした。かなり古そうな建物の入口の看板には「移植外科」の文字。かなりミスマッチで、「ほんまかいな。」という感じがよかったです(笑)。

だからこの建物も修理をすれば、すてきに生まれ変われるような気がするんだけどな、、、。
Commented by gipsypapa at 2009-03-07 22:54
ぴろりんさん、
わざと?かもしれません。(笑)
暇で困りました。とはいえ珍しくのんびりすることがでしました。
Commented by gipsypapa at 2009-03-07 22:58
sy-f_ha-ys さん、
4泊5日ですからほとんど空白はありませんでした。
大学側がどうしようと思っているのか、見えてきません。
もう少しお化粧したら、ヴォーリズの建物同様に見学に来る人もいるかもしれません。
こういう風に放置されていると気になります。
Commented by gipsypapa at 2009-03-07 23:02
beaver さん、
さすがにパリの病院は不案内ですが、一種廃墟系の建物は面白いところがあります。
beaver さんはフランスはよく行かれますか?
私は昔は仕事で何回か行きましたが、最近はパリをパスして南仏にはまっています。
Commented by j-garden-hirasato at 2009-03-08 04:51
入院されていたんですね。
もう、具合の方は、よろしいんですか。
この建物、
廃墟に近いですね。
そういうものにも興味があるので、
違った意味で、おもしろいです。
Commented by gipsypapa at 2009-03-08 16:01
j-garden-hirasato さん、
ありがとうございます。全く健康そのものです。
もっとも入院前も同じでしたが。
廃墟系を特集したものをネットで見たことがありますが、
それも面白いですよね。
もちろんここは出ていませんでした。(笑)
Commented by 桜子 at 2009-03-09 00:34 x
こんばんは^^
久しぶりにきてみたら私に所縁の大阪医大で、
しかも入院されていたと知ってちょっとビックリです。
暇をもてあますくらい余裕があれば、お体はもう大丈夫?
でも、油断は禁物、お大事になさってくださいね。
Commented by gipsypapa at 2009-03-09 09:34
桜子さん、
御無沙汰しています。
所縁ですか?
私の勤めている会社の診療所に来ているお医者さんが、
大阪医大でも診療されていることと、
家の近くなので、何回かお世話になったことがあります。
ただ入院は初めてでした。
今は(も)相変わらず元気にしています。
ありがとうございました。
<< 大阪医科大学管理棟 日本基督教団天満教会 >>