箕面の小阪家住宅

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 澤村家住宅の北側にある住宅。住宅改造博覧会に日本建築協会の出品住宅としてつくられたもので、正面にアーチの玄関ポーチを持ったシンメトリーのファサードが当時としては斬新でお洒落な意匠です。とはいえ、正面以外の3面は切妻にで、ハーフティンバー様式なので、写真だけを見たら、別の建物と勘違いしそうです。箕面市都市景観形成建築物に指定された、木造2階建て。

 原案は竹中工務店の早良俊夫。竹中工務店では50を越える数多くの多彩な作品を生み出しています。現在の竹中調デザインに通じる装飾性を加味したモダニズム・デザインの基礎を築いた建築家の一人といわれています。現存する早良の作品としては、神戸市にある大邸宅「ジェームス邸(1934年)」と長崎県にある竹中工務店初の設計施工ホテルとなった「雲仙観光ホテル(1935年)」が有名です。(竹中工務店:「16人の建築家」より。

 ちなみに桜が丘にある当時の建物で、国の登録有形文化財と箕面市都市景観形成建築物の指定が重複していたり、どちらか一つだったりして、ややこしいので、ここで整理しておきます。

今戸家住宅 : 国・箕面
藤森家住宅 : 国
澤村家住宅 : 国・箕面
小阪家住宅 : 箕面

小阪家住宅
日本建築協会出品住宅第三号
1921(大正10)年
箕面市都市景観形成建築物
設計 : 早良俊夫+日本建築協会
施工 : 大阪住宅経営
大阪府箕面市桜ヶ丘2
撮影 : 2008.12.29
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  フレンチかイタリアンレストランの入口のようなお洒落な玄関。こちらの面に屋根窓があります。
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  横に廻ったら、北側も・・・
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  東側も切妻にハーフティンバーの意匠です。
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by gipsypapa | 2009-02-05 15:00 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2009-02-06 06:16
おー、これは斬新なデザインですね。
今でもそう思うんですから、
当時はもっと衝撃的だったんでしょう。
国の登録文化財にはなっていないんですね。
住んでいる人の申請だから、
こればかりはどうしようもありませんが、
申請すれば、確実に指定されますね。
Commented by gipsypapa at 2009-02-06 10:46
j-garden-hirasato さん、
今でも新しいですね。
当時は驚いたことでしょう。
一時空き家になっていたことがあるそうですが、
住む人ができたので、いつまでも残ってくれるだろうと思います。
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