麻布郵便局

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 和朗フラットを後にして、外苑東通りに出ると大きなビルが見えてきます。旧逓信省貯金局だった麻布郵便局。昭和初期に建てられたスケールの大きな建物です。柱の装飾はアールデコ風。鉄筋コンクリート造5階建て。

麻布郵便局
旧逓信省貯金局 1930(昭和5)年
設計 : 大蔵省営繕管財局
施工 : 銭高組
東京都港区麻布台1-6
撮影 : 2008.10.13
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 この建物の情報をネットで検索していたら、少なくとも二か所にロシア大使館と外苑東通りを挟んでほぼ対面しているために、機動隊が立っていて警備が厳しいと書いてありました。

 実際、私がこの郵便局を撮った後、ロシア大使館の一部が塀から見えていたので(インターナショナル風でよさそうな建物)、通りの反対側から撮影し、信号を渡って大使館側に移動したら、警察官に呼び止められて「写真を撮らないよう」言われました。天下の公道なのになぜ?と聞いたら、警備をしているのを撮影したらまずいというような理由でした。警備をしていることを知ってもらった方が予防効果があるんじゃないの、と思いましたが、賢明な私は逆らわずに黙って立ち去りました。それ以上のおとがめはありません。

 教訓としては、郵便局を撮るのはいいけど、大使館側にカメラを向けないこと。道路を横断せず、反対側(郵便局側)の歩道だけを歩くこと、以上です。(^^;;
by gipsypapa | 2009-01-29 15:13 | 建築 | Trackback(1) | Comments(16)
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Tracked from 近代建築写真室@東京 at 2009-07-12 00:25
タイトル : 東京・麻布郵便局、郵政総合研究所
◆麻布郵便局(旧貯金局)   ◎設計:大蔵省営繕管財局   ◎施工:銭高組   ◎竣工:昭和5(1930)年11月   ◎構造:鉄筋コンクリート造り4階建て   ◎所在地:東京都港区麻布台1-6-19 東京港区といえぱ、起伏に富んだ町として知られています。芝や浜松町、新橋などの区東部と一部を除けば、必ず坂を上り下りしなければ移動できないという土地。 そういうことで、今回紹介させていただく麻布郵便局は、麻布台という地名がしめすように港区の高台に鎮座する建物であります。現在は郵政公社...... more
Commented by ゼク at 2009-01-29 18:20 x
この頃のRC造のものは本当に丈夫ですね。使われている鉄筋も
丸鋼と思いますが全く問題ないですね。
それにしても外壁タイルを見るとなかなか凝った張り方をしていますね。
建設当時は一郵便局ではなく逓信省貯金局として建てたんでしょうから
内部もきっと凄いでしょうね。

Commented by sy-f_ha-ys at 2009-01-29 22:18
この建物、正面から見るのも面白いのですが、ホテルオークラがある山と、この建物の間が谷になっており、そこから見る姿は圧巻です。
建物内がどうなっているか気になるんですが、前の某大使館の警備のせいか、覗いたことはありません(笑)

あと大使館で思い出しましたが、スペイン大使館、あそこは門から写真が撮れませんね。前回の質問、少し遅くなりましてスイマセンでした<m(__)m>
Commented by j-garden-hirasato at 2009-01-30 05:50
細部の意匠が凝ってますね。
設計者の趣味でしょうか。
大使館の近辺は要注意なんですね。
自分なら、
警官の姿を見ただけで撮影中止です(小心者です)。
Commented by gipsypapa at 2009-01-30 10:05
sy-f_ha-ys さん、
やはり警備が・・・
郵便局なので平日は堂々と中を見れるはずですよね。
スペイン大使館は門からでは角度が足りず見えないですね。
もっとも私が行った時は門も閉まっていました。
その代りGoogle Earthでじっくり見ました。(^^)
Commented by gipsypapa at 2009-01-30 10:09
j-garden-hirasato さん、
あはは。私は最初はこの建物に集中していて、
機動隊には気付かなかったのです。
あとで通りの向こうで待っている妻の方を見て
立っているのがわかりました。
そのあと、機動隊員をあとにしてロシア大使館の門の方に移動すると、
もう一人立っていて、そばに装甲車が1台止まっていました。(^^;;;
Commented by gipsypapa at 2009-01-30 11:19
ゼクさん、
確かに内部もよさそうな雰囲気です。
きっと大理石貼りの手すりのある階段があるのでしょうね。
郵便局なので入るチャンスはあります。
相対的に柱の径がでかいので、かなりの鉄筋量でしょうね。
アネハ君に見せたい!
Commented by 通りすがり at 2010-06-12 20:17 x
郵便局勤務の者ですが、この局舎で研修や会議を受けたことがあります。内部は全てが郵便局ではなくて、事務部門を管理する部署が大半をしていまして、階段を上る正面玄関から一般のお客さまは入ることはできません(事務部門の部署に用事があれば別ですが)。大半は改装されて往時の雰囲気を感じることはできませんが階段や柱はがっしりしていてすごいなと思いました。すでに解体?された東京中央郵便局の内部はそれはすごかったですよ。
Commented by gipsypapa at 2010-06-13 09:10
通りすがりさん、
なるほど、正面から入れないのですか。
窓口に行くには他の入口?
ここは前からしか見ていないので気づきませんでした。
東京中央郵便局はもうないのでしょうね。
外観からはすごさを感じませんでしたが、やはり内部はいいのですね。見たかったです。
大阪中央郵便局も今はもぬけの殻ですが、内部(少なくとも窓口周り)はこれという見所はありませんでした。
大阪はこのブログで紹介しています。
ここも建て替え計画があるわけですが、最近の経済情勢や郵政の問題で、
計画が延期されているようです。
Commented by 優製関係者 at 2010-06-13 17:44 x
失礼なので名前を変更いたしました。私は古い建物が昔から好きで大学も古い校舎があるかどうか?を選択基準にしたほどです(爆)。先日このブログを見つけて楽しく拝見しております。
よろしくお願いいたします。
さて、麻布は正面玄関からロシア大使館よりに歩いて行くと郵便局の入口があります。しかし郵便局の窓口は改装されていますので往時の味わいはなさそうな感じです。現在は郵政事業関係の本社が建物を利用していることもあり、補修などはしっかりされているようでした。
Commented by 優製関係者 at 2010-06-13 17:45 x
追伸
東京中央ですが、内部は大きな石造りの階段が5階まであり、耐震効果を高めるために大きな柱がフロアにたくさんありました。ゆえに広い会議室であっても真中に2~3本どーんと柱があり目ざわりでした(笑)。各部屋のドアノブは真鍮の丸いもので局長クラスの部屋には赤じゅうたんがベーンと貼られていました。また、窓ガラスは昔の列車のように両手でノブを持って上にエイッと引き上げるタイプのものでした。
屋上には神殿の跡があり、地下は東京駅と繋がっている通路がありました。
よく人に「なんで日本は古い建物を残さないのだろう」と話したりしますが、湿度や空調の問題などでなかなか難しいものがあるのだと聞いたことがありますがどうなんでしょう。。。。
Commented by gipsypapa at 2010-06-13 21:39
優製関係者さん、
実は正体不明ですが、個人的な友人と思わしき人が
「通りすがり」さんとして投稿してくれていますので、
最初は彼かと思いましたので、名前を変更していただいて助かります。
郵政改革があってなかなか落ち着かないかとも思います。
古い建物好きの方は大歓迎です。
大学も地方を訪ねたら行くことにしていますが、
まだまだ見ていないところがたくさんあります。
東大はずいぶん前に見に行ったのですが、
その頃は系統立てて建物を見ていなかったので、写真はたくさんあるのにアップできていません。
今年の目標は北大です。今後ともよろしくお願いします。
Commented by gipsypapa at 2010-06-13 21:48
優製関係者さん、
東京中央は石造りの階段?
同じ吉田鉄郎さんの設計ですよね。外観も似ていますし。
当然、大阪中央にも階段があるはずですが、
一般人が気づく位置にないので、全くわかりません。
地下が東京駅とつながっている?
ということは大阪駅との位置関係から見ても
大阪にもあるかもしれませんねぇ。興味深いです。
Commented by 優製関係者 at 2010-06-13 22:28 x
中央局の件ですが、局の地下と駅がつながっているのは昔々は
郵袋という布製の袋に郵便物をつめて列車で全国に搬送されて
いました。東京駅で降ろされた郵袋はトロッコ?のようなもの
で東京駅から地下道を通って中央局に運ばれていたようです。
ただし、東京中央局の地下道はだいぶ前に安全面から閉鎖され
埋めてしまいました。
それから、局内の郵便物を区分する作業場などはタイルのような木材を敷き詰めたところが多かったです。おそらく立ち仕事が多く足の負担を軽減するためと解釈していましたが、旧大蔵省の内部もなぜか同じ木材が敷き詰められていて、もしかして昔は一般的な床材だったのかもと思ったしだいです。
ちなみに現在でも同じような木材の床を敷き詰めている郵便局が
あります(比較的あたらしい建物でも)。
Commented by gipsypapa at 2010-06-14 11:25
優製関係者さん、
なるほど、地下道の目的がわかりました。
今は当然閉鎖されているわけですね。
大阪の場合も今の大阪駅ではなく、
その北側にあった貨物駅に向う地下道があったのではないかと思っています。
今は局と駅の地下道は閉鎖されているのでしょうが、
貨物駅跡地に一部地下道があります。これとつながっていたと考えられます。
木材の床は一度見たことがあります。
木レンガというらしいです。大阪の船場ビルディングに残っていて、
ここも馬車や荷車がスロープを登りやすくするためだそうです。
↓に少し写真があります。珍しいですよね。
http://gipsypapa.exblog.jp/8363909/
Commented by 優製関係者 at 2010-06-19 19:01 x
先日、集まりがありまして麻布に行きました。建物(飯倉ビルと称しています)に入り、廊下などを改めて見まわしましたが、内部は改装されていて壁面・天井・廊下は普通のビルと同じです。広い会議室等、どこかに往時の趣がないものかと探したのですが空調設備などの関係か、内装材で覆われて見つけることができませんでした。ただし、階段は往時の雰囲気がありました。手すりは光沢のある黒い石で作ってあるなど、エレベータに乗ることを前提に考えていない階段なので趣がありますね(現代のビルは階段はとってつけたような簡易なつくりですよね)。中庭が2つあるのですが、外壁がレンガ調の趣のある壁面なのに対して中庭に面した外壁は白いモルタルのような色合いの壁でした。
Commented by gipsypapa at 2010-06-19 22:54
優製関係者さん、
内装は使い勝手のいいように手が加えられているのでしょう。
なるほど、裏側の外壁はモルタル仕上げ。
前面にはタイルを張って見栄え良くして、裏はモルタルという建物は多いです。
やはりタイルは高価なのでしょうね。
色々な情報をありがとうございます。
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