区立高輪台小学校

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 高輪の最後です。高輪消防署二本榎出張所の北東にある港区立高輪台小学校は、昭和10年に完成したインターナショナルスタイルの建築です。当時としては珍しい白い洋風建築の校舎。モダニズムらしいガラス面を多く使った、直線的で洗練されたデザイン。白が清潔感を強調しています。

 門が閉まっていて、前の道路側の塀も高かったので、ほとんど見るアングルがなかったのは残念。唯一校門近くから遠めに見た校舎では左側にある階段室に設けられた大きなガラス窓がいかにもモダンです。施工の上遠喜三郎(かみとお・よしさぶろう)はコンドルの弟子。平成17年(2005)に改修工事が行われました。東京都選定歴史的建造物に指定された鉄筋コンクリート造り、3階建て。

区立高輪台小学校 1935(昭和10)年
東京都選定歴史的建造物
設計 : 鈴木忠雄(東京市土木局建築課)
施工 : 上遠喜三郎
東京都港区高輪2-8-24
撮影 : 2008.10.13
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以前の小学校は休日も運動場を一般開放して、出入り自由でした。最近は外部による学校内での犯罪があったりしたため、門が閉まって立入禁止になっています。仕方がないとはいえ、好ましくない風潮とはいえます。

 最寄りの駅から、地下鉄に乗って次の目的地の麻布十番へ向かいます。
by gipsypapa | 2009-01-24 16:16 | 建築 | Trackback | Comments(6)
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Commented by べーさん at 2009-01-25 00:06 x
とても昭和10年代には見えない…モダンな建物ですね。
でも、空襲を経験しているんですよね。この建物。
Commented by j-garden-hirasato at 2009-01-25 09:36
小学校にしては、
モダンな建物ですね。
とてもお洒落で、
ここに通う子ども達がうらやましいです。
フェンスの白と建物の白が、
調和しているようなしてないような、
不思議な感じです。
Commented by gipsypapa at 2009-01-25 11:04
べーさん、
戦争のときは黒く塗られていたそうです。
京都の小学校でも同じですが、昭和10年以降の学校は時代を反映して、
モダンになってきます。
東京にも大正後期の小学校が残っていますが、
それはやはり様式主義の名残を感じます。
Commented by gipsypapa at 2009-01-25 11:07
j-garden-hirasato さん、
コメントありがとうございます。
パソコンを立ち上げたら、次々にコメント下さっているようで(^-^)。
ふむ、フェンスの色は思い切って配色を変えた方がいいかな?
Commented by chagale at 2012-05-17 13:46 x
戦時中は迷彩といって、空襲から守るために雲と紛らす意図か空色が雲状に塗られていました。私が通学していた時代、まだ迷彩のままでしたが、30年代半ばに今と同じ元の白い校舎に戻ったようです。20年代は学童急増で、二部授業のあと屋上にも仮のトタン張りの校舎が建っていました。
Commented by gipsypapa at 2012-05-20 21:26
chagale さん、
迷彩?
戦時中は多くのビル等が目立たないように塗られていたようですね。
この小学校は当時としては相当モダンなデザインですよね。
当時の東京市土木局建築課の設計者の意気込みを感じます。
東京と京都の小学校建築は総じて素晴らしく、
かつ大事に使われているのが羨ましいです。
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