鎌倉の古我邸(旧荘清次郎別邸)

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 この建物は鎌倉文学館(旧前田侯爵邸)や旧華頂宮邸と並ぶ鎌倉3大洋館の一つといわれているそうです。扇ガ谷にあることまではわかっていました。しかし、それ以上の情報がなく、簡単には見つからないかも知れないと覚悟していましたが、高野邸からしばらく奥に進むと、三方を山に囲まれ、緑の庭園と巨大な門がある大邸宅が、意外にあっさり見つかりました。

 ここでも相変わらずカメラを使いこなせていません。夕暮れがせまっていたことや、前庭が広大で建物までが遠いので光学3倍ズームのコンデジでは無理がありました。

 三菱銀行の重役だった、荘清次郎の別荘として大正5年に建築され、 その後、浜口雄幸や近衛文麿らの政治家が別荘として使用していたものです。大きな張り出し窓が特徴で、西洋風の前庭と一体となって、英国にでも来たような雰囲気がありました。向かって右側にはハーフティンバーの妻面があり、左側は2階まで続く半六角形の出窓という、当時としては斬新な非対称形になっています。屋根は天然スレート葺きの木造2階建て。

 設計はジョサイア・コンドルの建築設計事務所で建築実務の指導を受け、日本人初の英国公認建築士となった桜井小太郎。旧横浜正金銀行神戸支店(現神戸市立博物館)、旧横浜正金銀行門司支店(山口銀行門司支店)などの銀行建築を多く手掛けた他、成蹊学園本館や静嘉堂文庫、東洋文庫も設計しています。

古我邸
旧荘清次郎別邸 1916(大正5)年
設計 : 桜井小太郎
施工 : 加藤源治
鎌倉市扇ガ谷1
撮影 : 2008.8.2
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 全国的には有名ではないわりには、他でもあまり見ない大邸宅。まだまだ全国にはいろいろ残っています。

 午後からの鎌倉散策もさすがにこれで終わって、とろろ飯定食の夕飯を頂きました。明日は昼に妹と待ち合わせて、少し遠くの建物へ行くことに。それまで午前中にもう少し市内の中心部を一人で見る予定です。
by gipsypapa | 2008-12-22 15:00 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2008-12-22 21:59
あっ、こちらも行かれたんですね!。
gipsypapaさんが泊られてたホテルから近い距離ですので、『もしかしたら....』と期待しておりました。
確かにここは門から邸宅まで距離があり、撮影するのが一苦労です。
この邸宅も大正モダンな素敵な邸宅ですね。
Commented by j-garden-hirasato at 2008-12-23 06:30
光学ズームには、
ほんとガッカリさせられますね。
自分も経験があります。
それで、結局一眼レフになりました。
それにしても、
敷地が広いですね。
それだけでもビックリです。
Commented by gipsypapa at 2008-12-23 22:01
sy-f_ha-ys さん、
行きましたよ。鎌倉で見たかった建物の一つでした。
もう少し近づけたらなあ。
玄関周りとか面白そうですよね。
いずれにしろ素晴らしい洋館です。
Commented by gipsypapa at 2008-12-23 22:03
j-garden-hirasato さん、
はい、こういう焦点がキチッと決まらない写真は
自分でもがっかりします。
こういうシチュエーションだとやっぱり1眼レフですよね。
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