鎌倉文学館本館

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 鎌倉訪問の目的のひとつでした。旧加賀百万石・前田家の第16代当主・前田利為(まえだ・としなり)侯爵の別荘だった建物で相模湾を見下ろす高台の広大な敷地にあります。戦後は、デンマーク公使や佐藤栄作元首相が別荘だったことがあり、また三島由紀夫の小説「春の雪」の一場面としても登場しています。1983(昭和58)年に第17代当主・前田利建氏から鎌倉市に寄贈され、1985(昭和60)年から一般公開されています。

 運悪く、この日は夏休みの真っ最中。子供のイベントが開催されていて、中に入ることはできましたが(有料)、親子連れでいっぱいなのに加えて、子供向けの飾りがいたるところにあって、外観の雰囲気を壊していたのが残念でした。

 1階は鉄筋コンクリート造で2階・3階は木造。庭に面して半六角形の張り出し窓と切妻屋根を並列させ、青色の瓦や広いベランダを持った和洋折衷の別荘建築。設計者の渡辺栄治は他には主だった作品は見当たらず、地元の建築家だったと思われます。国の登録有形文化財と鎌倉市指定景観重要建造物に指定された木造、一部鉄筋コンクリート造、3階建て。

鎌倉文学館本館
旧前田利為侯爵別荘(長楽山荘)1936(昭和11)年
登録有形文化財
鎌倉市指定景観重要建造物
設計 : 渡辺栄治
施工 : 竹中工務店
鎌倉市長谷1-5-3
撮影 : 2008.8.2
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 二つある門の一つ。「ようかい学校」という看板が。このときはまだ事情がわからず。
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 少し進むともう一つの門が開いていて、こっちには「ソロリ城」の看板があり子供たちがいます。ようやく今日は特別な日であることを認識。
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 石造りのトンネル「招鶴洞」を通って。
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 木々に囲まれた緩やかな石畳の坂を上ると見えてきます。
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 玄関ポーチは和風です。
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 この広いベランダから相模湾が一望できます。
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by gipsypapa | 2008-12-02 14:09 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2008-12-02 22:01
鎌倉文学館、門から邸宅までの長い道程、いつ訪れても素敵です。
海が見下ろせる青芝の庭も最高ですよね。
あとこちらの邸宅のステンドグラス、バラエティーに富んでいて、訪れるたびそちらばかり撮っています(^-^)
Commented by j-garden-hirasato at 2008-12-03 06:35
怪傑ゾロリにやられました。
夏休みだと、こういうこともあるんですね。
「→庭園」の看板についつい反応してしまいました。
どんなお庭だったんでしょう。
ちょっと気になります。
Commented by gipsypapa at 2008-12-03 10:14
sy-f_ha-ys さん、
昔の皇族の住宅や別荘は民間とは桁違いですね。
建物もそうですが、一等地に広大な敷地と緑がいっぱい。
今は民間に渡って公開されているところがあるので徐々に訪ねようと思っています。
Commented by gipsypapa at 2008-12-03 10:21
j-garden-hirasato さん、
「ゾロリ」でしたか。「ソロリ」と書いてあると思っていました。
庭園ですよねぇ。ほとんど撮っていないのです。(^^;;
hirasato さんならそっちの写真が多いでしょうね。
前庭は広い芝生で洋風でした。
私が行った時にはありませんでしたが、
バラ園としても有名らしいです。
ネットを検索したらかなり写真が出てきます。
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