今年7月に本野精吾氏の自邸を見に行ったあとに、この建物を知り、見たいと思っていたところに、新聞で一般公開されることを知り申し込みました。あいにく朝から雨でしたが、現地に到着したころには幸い雨は止んでいました。ただもう少し太陽の光があればよかったのですが。 この建物は本野精吾が武田五一の招聘を受けて勤務していた京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学)の校長で、染織家でもあった鶴巻鶴一氏の自邸として昭和4年に建てられたものです。 先に紹介した本野精吾自邸はこじんまりして、限りなくシンプルなモダニズム建築でしたが、この建物はその5年後の築ということもあって、ウィーン分離派やアール・デコなどの影響を受けたより装飾的で、遊び心のある住宅建築となっています。DOCOMOMO Japan 選出の「中村鎮式コンクリートブロック造」2階建。 栗原邸 旧鶴巻邸 1929(昭和4)年 設計 : 本野精吾 施工 : 不明 京都市山科区御陵大岩17-2 撮影 : 2008.11.8 染織家でもあった鶴巻鶴一氏が書いた襖絵。 各部屋の灯具は多様です。これらも本野清吾によるもの。
by gipsypapa
| 2008-11-18 15:28
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