尾張町の石黒ビル

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前回アップした石黒薬局の西隣にあるのは、昭和初期に石黒ファーマシーと称したころ本社ビルだった建物です。当時、町家の商店が並ぶこの地では珍しい4階建ての鉄筋コンクリート造り。設計は武田五一です。

ベージュ色のモルタル仕上げの外壁に、縦長窓が並ぶ外観で、武田五一にしては、逆に珍しく、これといった特徴がなく地味なデザインです。鉄筋コンクリート造り、4階建て、地下1階。

石黒ビル
旧石黒ファーマシー本社
1925(大正15)年
設計 : 武田五一
施工 : 清水組
金沢市尾張町1-10-5
撮影 : 2017.3.8
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このビルを建てたのは18代目傳六のときだとか。ネット情報では3階広間に敷舞台(檜の置き舞台)を設け、定期的に能囃子会を開催したそうです。
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大通りに面した1階部分は、今風のタイル張りに改装されています。ここが長くコンビとして使われていたため。
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もしかしたらこの辺に武田五一のこだわりの何かがあったかもしれません。
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# by gipsypapa | 2017-11-25 08:44 | 建築 | Trackback | Comments(0)

尾張町の石黒薬局(福久屋石黒傳六商店)

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尾張町の建物の中でも、最も古いものの一つ石黒薬局。江戸末期に建てられた老舗の薬局で現在も営業しています。福久屋石黒傳六商店(ふくひさやいしぐろでんろくしょうてん)は、薬種業を営んでいた石黒傳六の店舗兼住宅でした。

腕木構造の大屋根を持つ大型の建物で、町家らしく軒が低い2階建て。2階壁面は白漆喰塗で虫籠(ムシコ)窓になっており、両脇に袖壁が付いています。金沢市の保存建造物に指定されている木造2階建て。

石黒薬局(福久屋石黒傳六商店)
1852(嘉永5)年
金沢市保存建造物
設計・施工 : 不明
金沢市尾張町1-10-8
撮影 : 2017.3.8
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昭和初期には石黒ファーマシーという名前で市民に親しまれたとか。石黒ファーマシーのビルは次回アップします。
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現在の当主は20代目だそうです。
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大規模チェーン薬局が多くなった現在でも伝統を守りながら続けて営業しているのは驚きで、大変貴重です。
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# by gipsypapa | 2017-11-24 08:22 | 建築 | Trackback | Comments(0)